公開シンポジウム 「教員養成・教師教育の高度化  -教科指導に係る教師の実践的力量形成」

<日時> 2019年9月21日(土) 15:00~18:00  5202教室

大会テーマ「教員養成・教師教育の高度化」に係る公開シンポジウム。非会員の方も参加可能です。

<話題提供者>武田信子(武蔵大学) 松友一雄(福井大学)吉村功太郎(宮崎大学)

<司会> 紅林伸幸(常葉大学) 高瀬淳(岡山大学)

課題研究Ⅰ 「教師教育研究の成果と課題の検討」

今期の課題研究Ⅰ部会では、『教師教育研究ハンドブック』(学文社、2017年)の内容を素材として、今後予定されている研究会を含めて7回にわたって研究会を開催し、教師教育研究の成果と課題を検討してきた。第29回大会の課題研究では、部会でのこれまでの議論で論点になったことを踏まえて、これからの教職の在り方の問い直しと教師教育研究の在り方に関して議論したい。

課題研究Ⅰ:教師教育研究の成果と課題の検討(その2

     (仮)―これからの教職の在り方を問い直す―

予定報告者:朝倉雅史(早稲田大学)、田中里佳(上野学園大学)、村井大介(静岡大学)

課題研究Ⅱ 「教師教育改革の国際動向と比較研究の課題」

課題研究2では「教師教育における社会的公正の観点と課題」をテーマとする研究を昨年度から引き続き実施している。
第28回大会ではアメリカの状況に焦点化し、社会的公正の観点から教師教育の課題を捉えた。それを踏まえ、第29回大会では、教師教育における社会的公正を考えるための理論的・概念的枠組みを整理しながら各論的内容を捉え直し、日本の教師教育について考えるための論点を提示してみたい。

報告1 田中潤一(大谷大学)
報告2 中山あおい(大阪教育大学)
報告3 斎藤里美(東洋大学)

司会 吉岡真佐樹(京都府立大学) 佐藤千津(国際基督教大学)

課題研究Ⅲ 「教師教育『高度化』の政策的検討」

課題研究Ⅲ「教師教育『高度化』の政策的検討」部会では、近年の教師教育の動向を構造的に把握すべく、近年の教師教育政策が生じるメカニズムを解析するとともに、そうした政策が教師教育の実際の現場(実践)にどう投影されているかを検証し、今後の教師教育の政策と実践を考える上で重要な論点を提示することを企図しています。

 今回のセッションでは、これまでの原理的な検討(教職大学院の創設をめぐる諸論点、1980年代以降の「教育学部」の改革動向等々)を踏まえ、教職大学院での実践と運営の課題について、いわゆるストレートマスターを対象とした実践例を素材に検討を行いたいと考えます。教職大学院の増設が続く中、これまでの学部レベルの教員養成教育と比して、どのような「+α」があったのか、その「+α」を可能にする要件は何か、運営の課題としてはどのようなことがあるか等々、フロアの方々と一緒に考える場としたいと思います。

コーディネータ:岩田康之(東京学芸大学)・渡辺貴裕(東京学芸大学)

報告1:渡辺貴裕(東京学芸大学)
報告2:阿部隆幸(上越教育大学)
報告3:〔交渉中〕(長崎大学)

特別課題研究Ⅰ 「防災・学校安全と教師教育」

当部会は、大学教職課程の防災・安全教育カリキュラムの試案とガイドライン、およびヒント集として、学校教員も活用できる報告集の作成をめざしている。現地視察も高知県内で9/4-6に行なう(どなたも参加可能です)。その報告も含めつつ、以下のようなレポートとワークショップをおこなう(演題は仮)。

「地震・津波減災の教師教育カリキュラムを見通す」

報告1 吉門直子(高知県教育委員会) 「防災教育の学習指導要領と高知県の実践」
報告2 中村孝・榊原隆(株式会社明石スクールユニフォームカンパニー)「産学連携による防災教育テキストの作成と意義」
ワークショップ 諏訪清二(兵庫県立大学)「そのときあなたは?」

特別課題研究Ⅱ 「大学教育と教職課程」

現在、わが国の教師教育は非常に大きな改革が行われつつある。
そこで、本特別課題研究では、次々に実施に移されている国の様々な教師教育改革に関して、学会として検討する機会を設け議論を行っている。
今回は、これまでの議論をふまえつつ、年報特集とも連動させながら以下の3点について検討する(演題はいずれも仮題)。

報告1 勝野正章(東京大学)「開放制教員養成を考える」
報告2 牛渡淳(仙台白百合女子大学)「教職課程質保証の動向」
報告3 高野和子(明治大学)「教育課程編成上の参照基準(教育学分野)について」

司会  樋口直宏(筑波大学)、三村和則(沖縄国際大学)

研究推進・若手交流支援企画  「教師教育者」の実践と葛藤-教師の力量形成における教科教育の役割

<日時> 2019年9月21日(土) 午前中   

教科教育を専門とする3名の若手会員に日々の教師教育の実践における悩みや葛藤をご報告頂く。これを踏まえ,参加者の所属や経験を超えた議論の場を設定し,会員相互のネットワークを構築するとともに,各教科の担当者が協働・連携して教師の力量形成を考え,実践していくあり方を考えたい。

<提案者>大西慎也(京都ノートルダム女子大学)・大村龍太郎(東京学芸大学)・兼安章子(福岡教育大学)

<指定討論者>藤原顕(福山市立大学)

<司会者>(前半)望月耕太(神奈川大学)・渡邉巧(広島大学)/(後半)沖奈保子(東京都立国際高等学校)・小田郁予(東京大学[大学院生])・田中里佳(上野学園大学)

倫理規程検討WG